Go言語での変数の宣言と使用方法
Go言語の一番の基本である変数の宣言と使用方法を学んでいきましょう。
Go言語では、変数は値を格納するための名前付きの場所です。変数は、その名前を使って値にアクセスしたり、新しい値を設定したりすることができます。
1. 変数の宣言
Go言語では、以下のように「var」キーワードを使って変数を宣言します。
変数名の後には、その変数の型を指定します。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var message string message = "Hello, world!" fmt.Println(message) } |
この例では、"message"という名前のstring型の変数を宣言し、その後で"Hello, world!"という文字列をその変数に設定しています。
そして、fmt.Printlnを使ってそのメッセージを出力しています。
出力結果
Hello, world!
2. 短縮形の変数宣言
Go言語では、短縮形の変数宣言も可能です。
これは、変数の宣言と同時に初期化(値の設定)を行うためのシンタックスです。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { message := "Hello, world!" fmt.Println(message) } |
この例では、:=演算子を使用して変数messageを宣言し、同時に"Hello, world!"という文字列で初期化しています。
このシンタックスを使うと、変数の型を明示的に宣言する必要がなくなります。Go言語のコンパイラが自動的に型を推論します。
そして、fmt.Printlnを使ってそのメッセージを出力しています。
出力結果
Hello, world!
3. 複数の変数の宣言
Go言語では、一度に複数の変数を宣言することも可能です。
これは、同じ型の複数の変数を宣言する際に便利です。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var message1, message2 string message1 = "Hello," message2 = "world!" fmt.Println(message1, message2) } |
この例では、message1とmessage2という二つのstring型の変数を一度に宣言しています。
そして、それぞれの変数に異なる文字列を設定し、fmt.Printlnを使ってそのメッセージを出力しています。
出力結果
Hello, world!
4. 複数の変数の同時初期化
Go言語では、一度に複数の変数を初期化することも可能です。
これは、複数の変数を同時に宣言し、初期値を設定する際に便利です。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { message1, message2 := "Hello,", "world!" fmt.Println(message1, message2) } |
この例では、message1とmessage2という二つの変数を一度に宣言し、それぞれに異なる文字列を設定しています。
そして、fmt.Printlnを使ってそのメッセージを出力しています。
出力結果
Hello, world!
5. 変数の型
Go言語の変数には、整数、浮動小数点数、文字列など、さまざまな型を持つことができます。
以下に、いくつかの基本的な型を示します。
Go言語の基本的な型
- int: 整数型
- float64: 浮動小数点数型
- bool: ブール型(真または偽)
- string: 文字列型
6. int型の変数
まずは、整数型(int)の変数の例を見てみましょう。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var num int num = 10 fmt.Println(num) } |
この例では、int型の変数numを宣言し、値10を設定しています。
そして、その値を出力しています。
出力結果
10
7. float64型の変数
次に、浮動小数点数型(float64)の変数の例を見てみましょう。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var num float64 num = 3.14 fmt.Println(num) } |
この例では、float64型の変数numを宣言し、値3.14を設定しています。
そして、その値を出力しています。
出力結果
3.14
8. bool型の変数
次に、ブール型(bool)の変数の例を見てみましょう。
ブール型の変数は、真(true)または偽(false)の二つの値のみを取ります。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var isGoEasy bool isGoEasy = true fmt.Println(isGoEasy) } |
この例では、bool型の変数isGoEasyを宣言し、値trueを設定しています。
そして、その値を出力しています。
出力結果
true
9. string型の変数
最後に、文字列型(string)の変数の例を見てみましょう。
ソースコード例
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package main import "fmt" func main() { var message string message = "Hello, world!" fmt.Println(message) } |
この例では、string型の変数messageを宣言し、値"Hello, world!"を設定しています。
そして、その値を出力しています。
出力結果
Hello, world!
まとめ
この記事では、Go言語の変数の宣言と使用について学びました。
Go言語では、さまざまな型の変数を宣言し、その変数に値を設定することができます。
また、一度に複数の変数を宣言したり、初期化したりすることも可能です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!