はじめに
Pythonのenumerate関数は、イテラブル(繰り返し可能な)オブジェクトをループさせる際に、インデックス番号とその値を同時に取得するための強力なツールです。
しかし、初心者にとっては少々難解に感じるかもしれません。
この記事では、初心者でも理解しやすいように、Pythonのenumerate関数の基本的な使い方から、より高度な使い方までを解説します。
具体的なソースコード例を多数掲載していますので、実際に試して学びましょう!
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enumerate関数の基本的な使い方
まずは、Pythonのenumerate関数の基本的な使い方を見ていきましょう。
ここでは、文字列をループさせて、各文字とそのインデックスを出力する簡単な例を見てみましょう。
ソースコード例
1 2 3 |
word = "Python" for i, letter in enumerate(word): print(i, letter) |
出力結果
0 P
1 y
2 t
3 h
4 o
5 n
enumerate関数とリスト
次に、enumerate関数をリストと一緒に使ってみましょう。
ここでは、リストの各要素とそのインデックスを出力する例を見てみましょう。
ソースコード例
1 2 3 |
fruits = ["apple", "banana", "cherry"] for i, fruit in enumerate(fruits): print(i, fruit) |
出力結果
0 apple
1 banana
2 cherry
enumerate関数のスタートインデックス
Pythonのenumerate関数は、2つ目の引数としてスタートインデックスを指定することができます。
これにより、インデックスを0から始めるのではなく、任意の値から始めることが可能となります。
以下に具体的なソースコードを示します。
ソースコード例
1 2 3 |
fruits = ["apple", "banana", "cherry"] for i, fruit in enumerate(fruits, 1): print(i, fruit) |
出力結果
1 apple
2 banana
3 cherry
ソースコード例(2から指定する)
1 2 3 |
fruits = ["apple", "banana", "cherry"] for i, fruit in enumerate(fruits, 2): print(i, fruit) |
出力結果
2 apple
3 banana
4 cherry
まとめ
Pythonのenumerate関数は、ループ処理を行う際に非常に便利なツールであることが分かりました。
基本的な使い方から、リストとの組み合わせ、スタートインデックスの指定など、さまざまな使い方を学ぶことができました。
実際のソースコードを多数使用したことで、読者の皆様も実際の使用感を理解できたのではないでしょうか。
Pythonプログラミングにおいて、enumerate関数は非常に多用されるので、しっかりと理解しておきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!