はじめに
こんにちは、今日はC#のString型のToUpperメソッドについて学びましょう。
このメソッドは、文字列のすべての文字を大文字に変換するためのものです。非常に便利なメソッドなので、ぜひ理解して使いこなしましょう。
基本的な使用方法
ToUpperメソッドは非常にシンプルで、文字列変数の後に".ToUpper()"を付けるだけで使うことができます。
次に基本的なコードを見てみましょう。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; Console.WriteLine(myString.ToUpper()); } } |
出力結果
HELLO WORLD!
文字列内の一部だけを大文字にする
すべての文字を大文字にするだけでなく、文字列内の一部だけを大文字にすることも可能です。
以下の例では、部分文字列を取り出して大文字にしています。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; string substring = myString.Substring(0, 5); Console.WriteLine(substring.ToUpper()); } } |
出力結果
HELLO
ToUpperメソッドの注意点
ToUpperメソッドは非常に便利ですが、一部注意点があります。それは、このメソッドは新しい文字列を生成し、元の文字列を変更しないということです。
このため、大文字に変換した結果を保存したい場合は、結果を再度変数に代入する必要があります。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; myString = myString.ToUpper(); Console.WriteLine(myString); } } |
出力結果
HELLO WORLD!
ToUpperInvariantメソッド
また、特定の文化圏に依存せずに文字列を大文字に変換する場合は、ToUpperInvariantメソッドを使うことができます。
これは、特定の言語やロケールで文字列を処理する際に便利なメソッドです。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; myString = myString.ToUpperInvariant(); Console.WriteLine(myString); } } |
出力結果
HELLO WORLD!
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まとめ
C#のToUpperメソッドについて解説しました。このメソッドを使うと、文字列を簡単に大文字に変換することができます。
しかし、変換後の文字列を保存したい場合は、再度変数に代入することを忘れないでください。そして、文化圏に依存しない大文字への変換が必要な場合は、ToUpperInvariantメソッドを利用すると良いでしょう。
C#には他にも様々な文字列操作のメソッドがあります。これらを組み合わせて使うことで、更に柔軟なプログラミングが可能となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!