はじめに
C#で文字列の操作を行う方法として、String型のメソッドであるStartsWithがあります。
StartsWithメソッドは、文字列が特定の文字または文字列で始まるかどうかを判断するのに使います。
この記事では、初心者でも理解できるように、StartsWithメソッドの使い方を詳しく解説します。
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StartsWithメソッドとは
StartsWithメソッドは、文字列が指定した文字列で始まるかどうかを判断します。
その結果はbool型(trueまたはfalse)で返されます。
このメソッドは大文字と小文字を区別するので、利用する際には注意が必要です。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string str = "Hello World!"; bool result = str.StartsWith("Hello"); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
True
ポイント
ここでは、「Hello World!」という文字列が「Hello」で始まるかどうかを確認しています。結果はTrueとなり、指定した文字列で始まっていることが確認できます。
StartsWithメソッドのオーバーロード
StartsWithメソッドは、いくつかのオーバーロード(同名のメソッドが複数存在すること)があります。
特によく使われるものとしては、大文字小文字を無視するオーバーロードがあります。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string str = "Hello World!"; bool result = str.StartsWith("HELLO", StringComparison.OrdinalIgnoreCase); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
True
ポイント
ここでは、大文字小文字を無視して、「Hello World!」という文字列が「HELLO」で始まるかどうかを確認しています。結果はTrueとなり、指定した文字列で始まっていることが確認できます。
StartsWithメソッドの戻り値を使って条件分岐する
StartsWithメソッドの戻り値はbool型なので、条件分岐に使うことも可能です。
つまり、特定の文字列で始まる場合とそうでない場合で、プログラムの動作を変えることができます。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string str = "Hello World!"; if(str.StartsWith("Hello")) { Console.WriteLine("Hello to you too!"); } else { Console.WriteLine("What's up?"); } } } |
出力結果
Hello to you too!
ポイント
このコードでは、「Hello World!」が「Hello」で始まるかどうかを判断しています。
始まる場合は、「Hello to you too!」と出力し、始まらない場合は、「What's up?」と出力します。
まとめ
この記事では、C#のStartsWithメソッドについて詳しく説明しました。これを使うことで、特定の文字列で始まるかどうかを簡単に確認することができます。
また、オーバーロードを使って大文字小文字を無視した確認や、戻り値を使った条件分岐も可能です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!