はじめに - C# String Joinメソッドの基本
こんにちは!C#を学びたいあなたへ。
今日は非常に便利な、String型のJoinメソッドの使い方について学んでいきます。Joinメソッドは、配列やリストの要素を連結して一つの文字列にする時に使われます。とても簡単に使うことができますよ。
さあ、一緒に学びましょう!
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基本的な使い方
まずは最も基本的な使い方から見ていきましょう。
次の例では、string型の配列を作成し、その要素をカンマで連結して表示しています。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string[] array = { "Apple", "Orange", "Banana" }; string result = String.Join(", ", array); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
Apple, Orange, Banana
異なるデリミタでの連結
デリミタとは、文字列を連結する際に間に挿入される文字のことを指します。
Joinメソッドでは、デリミタを自由に設定することができます。下の例では、デリミタとして改行文字を設定してみましょう。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string[] array = { "Apple", "Orange", "Banana" }; string result = String.Join("\n", array); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
Apple
Orange
Banana
リストを使って連結する
配列だけでなく、Listも連結することができます。
次の例では、List
ソースコード例
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using System; using System.Collections.Generic; class Program { static void Main() { List<string> list = new List<string> { "Tokyo", "Osaka", "Nagoya" }; string result = String.Join(", ", list); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
Tokyo, Osaka, Nagoya
辞書型とJoinメソッドとLinqを組み合わせた応用例
辞書型(Dictionary)とJoinメソッドを組み合わせることで、キーと値を一つの文字列として出力することも可能です。
次の例では、辞書型の各要素を「キー: 値」の形式で文字列化し、その全てを連結して表示しています。
ソースコード例
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using System; using System.Collections.Generic; class Program { static void Main() { Dictionary<string, string> dict = new Dictionary<string, string> { {"apple", "red"}, {"banana", "yellow"}, {"grape", "purple"} }; string result = String.Join(", ", dict.Select(x => $"{x.Key}: {x.Value}")); Console.WriteLine(result); } } |
出力結果
apple: red, banana: yellow, grape: purple
まとめ
今日はC#のString型のJoinメソッドの使い方について学びました。配列やリストの要素を一つの文字列に連結する際に非常に便利なメソッドです。
このメソッドを使えば、データの表示やログの出力など、様々な場面で役立つことでしょう。
是非、自分のプログラムに取り入れてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!