はじめに
Pythonはその機能の豊富さから、初心者から上級者まで広く利用されています。
今回は、Pythonの便利な組み込み関数であるhex関数について、初心者にもわかりやすく詳しく解説します。
サルモリ
Pythonには便利な組み込み関数がたくさんあるんだね!
hex関数とは?
Pythonのhex関数は、引数として与えられた整数を16進数の文字列に変換する組み込み関数です。
16進数は0から9、aからfの16の記号を使って数を表現する方法で、コンピュータ科学の分野では頻繁に使われます。
ソースコード例
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num = 255 hex_num = hex(num) print(hex_num) # Output: '0xff' |
出力結果
'0xff'
サルモリ
ほぉ、255が'0xff'に変換されるんだね!
hex関数の特徴
hex関数の返り値は常に文字列で、'0x'から始まることが特徴です。
この'0x'は16進数を表すプレフィックスで、実際の16進数はそれ以降の部分になります。
サルモリ
なるほど、'0x'は16進数を表すんだね!
また、hex関数には整数しか渡すことができません。
それ以外の値を渡すとTypeErrorが発生します。
ソースコード例
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num = 10.5 hex_num = hex(num) |
出力結果
TypeError: 'float' object cannot be interpreted as an integer
サルモリ
なるほど、整数以外を渡すとエラーが出るんだね!
hex関数の活用例
それでは、実際にhex関数がどのように活用されるのか見てみましょう。
ここでは、10進数から16進数への変換を行う簡単なプログラムを作成します。
ソースコード例
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def decimal_to_hexadecimal(decimal_num): hex_num = hex(decimal_num) return hex_num print(decimal_to_hexadecimal(10)) # Output: '0xa' print(decimal_to_hexadecimal(16)) # Output: '0x10' print(decimal_to_hexadecimal(255)) # Output: '0xff' |
出力結果
'0xa'
'0x10'
'0xff'
サルモリ
これなら10進数を16進数に簡単に変換できるね!
まとめ
この記事では、Pythonのhex関数について詳しく説明しました。
hex関数は整数を16進数の文字列に変換する組み込み関数で、その特性を理解し活用することで、Pythonの機能をより深く理解できます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!
サルモリ
最後まで読んでくれてありがとう!!