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Pythonでよく起こるエラーとその対処法
Pythonでプログラミングをしていると様々なエラーに遭遇することがあります。
ここでは次のエラーとその対処法について解説します。
- SyntaxError
- NameError
- TypeError
- ValueError
- IndexError
- KeyError
- AttributeError
- ZeroDivisionError
- ImportError
- FileNotFoundError
1. SyntaxError
SyntaxErrorは、Pythonの構文ルールに違反しているときに発生します。
一般的にはコードを書き間違えていることが多いです。
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1 |
print("Hello, World! |
出力結果
SyntaxError: EOL while scanning string literal
上記のコードでは、print文の括弧が閉じられていません。
これを修正するには、括弧を閉じて完全な文にする必要があります。
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1 |
print("Hello, World!") |
出力結果
Hello, World! -
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他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】SyntaxErrorの5つの発生原因と対処方法
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2. NameError
NameErrorは、存在しない名前（変数など）を参照しようとしたときに発生します。
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1 |
print(hello) |
出力結果
NameError: name 'hello' is not defined
上記のコードでは、定義されていない変数helloを参照しようとしています。
これを修正するには、変数を先に定義するか、存在する変数を参照する必要があります。
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1 2 |
hello = "Hello, World!" print(hello) |
出力結果
Hello, World! -
-
他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】NameErrorの5つの発生原因と対処方法
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3. TypeError
TypeErrorは、操作や関数が適用されたオブジェクトの型に対して適切でないときに発生します。
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1 |
print(5 + "10") |
出力結果
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
上記のコードでは、整数と文字列を足し算しようとしています。
これを修正するには、同じ型のデータを操作するか、適切な型に変換する必要があります。
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1 |
print(5 + int("10")) |
出力結果
15 -
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他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】TypeErrorの5つの発生原因と対処方法
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4. ValueError
ValueErrorは、操作や関数が、適切な型ではあるが適切でない値に対して行われたときに発生します。
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1 |
int('abc') |
出力結果
ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'abc'
上記のコードでは、数値に変換できない文字列をint関数で変換しようとしています。
これを修正するには、適切な値を用いる必要があります。
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1 |
int('123') |
出力結果
123 -
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他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】ValueErrorの5つの発生原因と対処方法
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5. IndexError
IndexErrorは、シーケンスの範囲外のインデックスが参照されたときに発生します。
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1 2 |
my_list = [1, 2, 3] print(my_list[5]) |
出力結果
IndexError: list index out of range
上記のコードでは、存在しないインデックスを参照しようとしています。
これを修正するには、存在するインデックスを参照する必要があります。
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1 2 |
my_list = [1, 2, 3] print(my_list[2]) |
出力結果
3 -
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他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】IndexErrorの5つの発生原因と対処方法
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6. KeyError
KeyErrorは、辞書などで存在しないキーを参照しようとしたときに発生します。
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1 2 |
my_dict = {"name": "John", "age": 30} print(my_dict["address"]) |
出力結果
KeyError: 'address'
上記のコードでは、存在しないキーを参照しようとしています。
これを修正するには、存在するキーを参照する必要があります。
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1 2 |
my_dict = {"name": "John", "age": 30} print(my_dict["name"]) |
出力結果
John -
-
他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】KeyErrorの5つ発生原因と対処方法
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7. AttributeError
AttributeErrorは、存在しない属性やメソッドを参照しようとしたときに発生します。
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1 2 |
my_list = [1, 2, 3] my_list.add(4) |
出力結果
AttributeError: 'list' object has no attribute 'add'
上記のコードでは、リストに存在しないaddメソッドを呼び出そうとしています。
これを修正するには、存在するメソッドを呼び出す必要があります。
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1 2 3 |
my_list = [1, 2, 3] my_list.append(4) print(my_list) |
出力結果
[1, 2, 3, 4] -
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他の事例と対処方法も見たい方はこちら【Python】AttributeErrorの5つの発生原因と対処方法
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8. ZeroDivisionError
ZeroDivisionErrorは、ゼロで割り算をしようとしたときに発生します。
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1 |
print(10 / 0) |
出力結果
ZeroDivisionError: division by zero
上記のコードでは、ゼロで割り算をしようとしています。
これを修正するには、ゼロで割り算をしようとすることがないようにする必要があります。
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1 |
print(10 / 2) |
出力結果
5.0 9. ImportError
ImportErrorは、存在しないモジュールをインポートしようとしたときに発生します。
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1 |
import nonexistent_module |
出力結果
ImportError: No module named 'nonexistent_module'
上記のコードでは、存在しないモジュールをインポートしようとしています。
これを修正するには、存在するモジュールをインポートする必要があります。
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1 2 |
import math print(math.sqrt(4)) |
出力結果
2.0 10. FileNotFoundError
FileNotFoundErrorは、存在しないファイルを開こうとしたときに発生します。
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1 2 |
with open("nonexistent_file.txt") as file: print(file.read()) |
出力結果
FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: 'nonexistent_file.txt'
上記のコードでは、存在しないファイルを開こうとしています。
これを修正するには、存在するファイルを開くようにする必要があります。
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1 2 |
with open("existing_file.txt") as file: print(file.read()) |
出力結果
(This is the content of the existing file)
11.IndentationError
Pythonはインデント（字下げ）によってコードブロックを管理します。
そのため、他の言語では単なるスタイルガイドラインであるインデントが、Pythonでは構文そのものとなっています。
したがって、正しくインデントされていないPythonコードはIndentationErrorを引き起こします。
例えば、次のコードではIndentationErrorが発生します。
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1 2 |
def foo(): print("Hello, world!") |
出力結果
IndentationError: expected an indented block これを修正するには、関数内のコードブロックにインデントを追加します。
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1 2 |
def foo(): print("Hello, world!") |
出力結果
Hello, world!
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まとめ
以上、Pythonでよく発生するエラーとその対処法について見てきました。
エラーメッセージを見て、どのような問題が発生しているのかを理解することが大切です。
そして、そのエラーを解決するための対処法を学ぶことで、より効率的にプログラミングを行うことができます。
今回学んだ内容を参考に、自身が遭遇したエラーに対して適切に対応できるようになりましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役に立てたなら幸いです！
