JavaScriptのよく使用するメソッド一覧
Number
オブジェクト
基本的なプロパティ
MAX_VALUE
:JavaScriptで表現できる最大の数値MIN_VALUE
:JavaScriptで表現できる最小の数値(正の数)NaN
:「Not-a-Number」の特別な値NEGATIVE_INFINITY
:負の無限大を表す値POSITIVE_INFINITY
:正の無限大を表す値
基本的な算術演算メソッド
数値の比較と検証
===
,!==
:厳密な等価演算子、不等価演算子<
,>
,<=
,>=
:大小比較演算子isNaN()
:数値がNaNかどうかを判断isFinite()
:数値が有限数かどうかを判断
数値の変換と表現
toString([基数])
:数値を文字列に変換(任意の基数で表現可能)parseInt(string, [基数])
:文字列を整数に変換parseFloat(string)
:文字列を浮動小数点数に変換toFixed([小数点以下の桁数])
:小数点以下を固定桁数で表示
ビット操作
- ビットシフト:
<<
,>>
,>>>
(符号付き、符号無し) - ビット演算:
&
(AND),|
(OR),^
(XOR),~
(NOT)
数学関連メソッド(Math
オブジェクト)
Math.round(x)
:四捨五入Math.ceil(x)
:切り上げMath.floor(x)
:切り捨てMath.trunc(x)
:整数部分のみ取得(切り捨て)Math.max(...values)
,Math.min(...values)
:最大値、最小値Math.random()
:0以上1未満の乱数生成Math.abs(x)
:絶対値を返すMath.pow(x, y)
:x
のy
乗を計算するMath.sqrt(x)
:平方根を返すMath.cbrt(x)
:立方根を返すMath.exp(x)
:e
のx
乗を計算する(e
は自然対数の底)Math.log(x)
:x
の自然対数を計算するMath.log10(x)
:x
の常用対数(底が10)を計算するMath.log2(x)
:x
の二進対数(底が2)を計算する
Stringオブジェクト
基本的なプロパティ
length
:文字列の長さを返す
文字列の操作と変換
concat(...strings)
:文字列を連結toLowerCase()
,toUpperCase()
:文字列を小文字、大文字に変換trim()
,trimStart()
,trimEnd()
:文字列の前後または両端の空白を除去charAt(index)
,charCodeAt(index)
:指定位置の文字または文字コードを返すsubstring(indexStart[, indexEnd])
:部分文字列を返すslice(start[, end])
:文字列の一部を抽出して新しい文字列を作成split(separator[, limit])
:文字列を指定された区切り文字で分割replace(searchFor, replaceWith)
:文字列内の一部を置換replaceAll(searchFor, replaceWith)
:文字列内のすべての一致を置換startsWith(searchString[, position])
,endsWith(searchString[, length])
:文字列が指定の文字列で始まるか、終わるかを判断includes(searchString[, position])
:文字列が指定の文字列を含むか判断indexOf(searchValue[, fromIndex])
,lastIndexOf(searchValue[, fromIndex])
:文字列内での指定の値の最初または最後のインデックスを返すrepeat(count)
:文字列を指定回数繰り返すmatch(regexp)
,matchAll(regexp)
:正規表現による文字列の検索padStart(targetLength[, padString])
,padEnd(targetLength[, padString])
:文字列の開始部分または終了部分を他の文字列で埋めるnormalize([form])
:Unicode正規化形式を使って文字列を正規化codePointAt(pos)
:指定された位置の文字のUnicodeコードポイントを返す
文字列のフォーマットと出力
toString()
:文字列オブジェクトを文字列に変換valueOf()
:文字列オブジェクトのプリミティブ値を返すlocaleCompare(compareString[, locales[, options]])
:文字列を地域固有の方法で比較
静的メソッド
String.fromCharCode(...codes)
:Unicodeコードポイントから文字列を作成String.fromCodePoint(...codePoints)
:1つ以上のコードポイントから文字列を作成
Arrayオブジェクト
基本的なプロパティ
length
:配列の長さ(要素数)
配列の作成と変換
Array.from(source[, mapFn[, thisArg]])
:配列風のオブジェクトまたは反復可能なオブジェクトから新しい配列インスタンスを作成Array.isArray(obj)
:指定された値が配列かどうかを判断(静的メソッド)Array.of(...elements)
:与えられた引数から新しい配列インスタンスを作成(静的メソッド)toString()
:配列を文字列に変換join(separator)
:配列の全ての要素を文字列に結合
要素の追加と削除
push(...elements)
:配列の末尾に一つ以上の要素を追加し、新しい長さを返すpop()
:配列の末尾から要素を取り除き、その要素を返すshift()
:配列の最初の要素を取り除き、その要素を返すunshift(...elements)
:配列の最初に一つ以上の要素を追加し、新しい長さを返すsplice(start[, deleteCount[, ...items]])
:配列の要素を取り除き/追加
要素の検索とアクセス
indexOf(searchElement[, fromIndex])
:指定された要素が最初に出現するインデックスを返すlastIndexOf(searchElement[, fromIndex])
:指定された要素が最後に出現するインデックスを返すincludes(valueToFind[, fromIndex])
:配列が特定の要素を含んでいるか判断find(predicate[, thisArg])
:テストに合格する最初の要素の値を返すfindIndex(predicate[, thisArg])
:テストに合格する最初の要素のインデックスを返すslice([begin[, end]])
:配列の一部を浅くコピーして新しい配列オブジェクトを返す
配列の反復処理
forEach(callbackFn[, thisArg])
:配列の各要素に対して提供された関数を実行map(callbackFn[, thisArg])
:配列内の各要素に関数を適用し、結果から新しい配列を作成filter(callbackFn[, thisArg])
:テストを通過した全ての要素からなる新しい配列を作成reduce(callbackFn[, initialValue])
:配列の各要素に対して(左から右へ)関数を適用し、単一の出力値を生成reduceRight(callbackFn[, initialValue])
:配列の各要素に対して(右から左へ)関数を適用し、単一の出力値を生成some(callbackFn[, thisArg])
:配列内の少なくとも一つの要素がテスト関数を満たす場合にtrueを返すevery(callbackFn[, thisArg])
:配列の全ての要素がテスト関数を満たす場合にtrueを返す
その他のメソッド
sort([compareFunction])
:配列の要素を適切な場所にソートし、配列を返すreverse()
:配列の要素の順序を逆にするconcat(...values)
:配列または値を結合して新しい配列を作成copyWithin(target[, start[, end]])
:配列内の一部の要素を同じ配列の別の位置に浅くコピーし、変更された配列を返すfill(value[, start[, end]])
:配列の要素を静的な値で埋めるflat([depth])
:指定された深さまで配列内のサブ配列を再帰的に連結して新しい配列を作成flatMap(callbackFn[, thisArg])
:最初にマッピング関数を適用し、その後フラット化を行う