配列の使い方

【TypeScript】配列の要素の削除方法6選を徹底解説!

はじめに

TypeScriptで配列から要素を削除する方法は一つではありません。状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。

この記事では、popshiftsplicefilterメソッドをはじめとした、TypeScriptで配列の要素を削除するさまざまな方法を、具体的なコード例とともに紹介します。各メソッドの引数や戻り値の説明に加え、同じメソッドでも異なる引数を使った場合の挙動についても詳しく解説していきます。

サルモリ
パソコンをいじっているサルモリさんがこう言います。「要素の削除って、意外と奥が深いんだよ。この記事でしっかりマスターしよう!」
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末尾からの要素の削除:popメソッド

popメソッドは配列の末尾から要素を一つ削除し、その要素を戻り値として返します。このメソッドは元の配列を変更しますが、引数は取りません。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
["Apple", "Banana"]
削除された要素: "Cherry"

popメソッドは、配列が空の場合にはundefinedを返します。

サルモリ
「popってシンプルで使いやすいけど、戻り値を活用するともっと便利になるね!」

先頭からの要素の削除:shiftメソッド

shiftメソッドは配列の先頭から要素を一つ削除し、その要素を戻り値として返します。popメソッドと同様に、このメソッドも元の配列を変更しますが、引数は取りません。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
["Banana", "Cherry"]
削除された要素: "Apple"

shiftメソッドも、配列が空の場合にはundefinedを返します。

サルモリ
「先頭の要素を取り出すときにshiftを使うと、キューのような動作を実装できるんだね。」

特定の位置からの要素の削除:spliceメソッド

spliceメソッドは、配列の特定の位置から任意の数の要素を削除することができる非常に強力なメソッドです。また、同時に新しい要素を追加することも可能です。

このメソッドの最初の引数は削除を開始する位置、二番目の引数は削除する要素の数です。三番目以降の引数に新しく追加する要素を指定することができますが、この場合は削除のみを行うため、三番目の引数は省略します。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
[1, 2, 5]

この例では、インデックス2の位置(3番目の要素)から2つの要素を削除しています。

サルモリ
「spliceって、削除だけじゃなくて要素の置き換えにも使えるんだ。めっちゃ便利!」

条件に合う要素の削除:filterメソッド

filterメソッドを使用すると、配列から特定の条件に一致する要素のみを削除することができます。このメソッドは元の配列を変更せず、条件に一致しない要素を含む新しい配列を作成します。

例えば、偶数のみを削除したい場合は以下のようにします。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
[1, 3, 5]

filterメソッドは、指定した条件に一致する要素を残して新しい配列を作成するため、特定の条件に基づいて要素を「削除」するのに適しています。

サルモリ
「filterで条件に合わない要素をサッと取り除けるのは、データを精査するときにめちゃくちゃ役立つね!」

findIndexとspliceを組み合わせた要素の削除

特定の条件に基づいて要素を削除したい場合、findIndexメソッドで要素のインデックスを見つけ、そのインデックスを使用してspliceメソッドで要素を削除する方法もあります。

例えば、特定の名前のオブジェクトを削除したい場合は以下のようにします。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
[{ name: "Alice", age: 30 }, { name: "Charlie", age: 28 }]

この方法では、findIndexメソッドで特定の条件に一致する要素のインデックスを見つけ、spliceメソッドでその要素を削除しています。

サルモリ
「findIndexとspliceを組み合わせると、条件にピッタリ合う要素を正確に削除できるんだね。テクニックを覚えておくと便利だね!」

これらの方法を駆使することで、TypeScriptで配列の要素を効果的に削除することができます。状況に応じて最適なメソッドを選択し、より良いコードを書くための基礎を固めましょう。

ジェネリックを使用した配列からの要素削除

ジェネリックを使用した配列では、様々な型の要素を含むことができます。条件に基づいてこれらの要素を削除するには、filterメソッドが適しています。filterメソッドを用いることで、特定の型の要素のみを削除したり、特定の条件に合う要素を削除することが可能です。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
[1, 2, 3]

この例では、filterメソッドを使用して、mixedArray配列から文字列の要素を削除しています。

インターフェースを使用した配列からの要素削除

インターフェースを定義して、その型に基づくオブジェクトの配列を管理している場合、特定の属性を持つオブジェクトを削除するにはfilterメソッドが効果的です。filterメソッドを使うことで、特定の条件に合致するオブジェクトのみを配列から取り除くことができます。

ソースコード例



出力結果:

 出力結果
[{ name: "Bob", age: 25 }]

この例では、年齢が28歳未満の人だけが残るように、filterメソッドを使って特定の条件に合致するオブジェクトを配列から削除しています。

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まとめ

TypeScriptでの配列からの要素削除は、popshiftsplicefilterメソッドをはじめ、findIndexと組み合わせた方法など、多様な手段が存在します。各メソッドの特性を理解し、適切に利用することで、配列の操作がより柔軟かつ効率的になります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!

サルモリ
最後まで読んでくれてありがとう!!

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