【Ruby rails】配列やクラスをソートするsort、sort_byメソッドを徹底解説

2024年1月24日

配列をソートする: Rubyのsort, sort!およびsort_byメソッド

Rubyのsort, sort! および sort_by メソッドは配列の要素を整理するのに非常に便利です。

この記事では、これらのメソッドの使用方法、特に配列内にクラスを定義した場合のソート方法について説明します。

基本的な使い方: sortとsort!

まずは、基本的な数値配列のソートから始めましょう。

ソースコード例: 数値配列のソート

numbers = [5, 3, 8, 6, 1]
sorted_numbers = numbers.sort
numbers.sort!

puts "Sorted array with sort: #{sorted_numbers.join(', ')}"
puts "Original array after sort!: #{numbers.join(', ')}"

numbers = [5, 3, 8, 6, 1]

sorted_numbers = numbers.sort

numbers.sort!

puts "Sorted array with sort: #{sorted_numbers.join(', ')}"

puts "Original array after sort!: #{numbers.join(', ')}"

出力結果は以下の通りです。

 出力結果
Sorted array with sort: 1, 3, 5, 6, 8
Original array after sort!: 1, 3, 5, 6, 8

サルモリ

「sortメソッドは新しい配列を返し、sort!メソッドは元の配列を変更するんだね！」

Ruby言語のブロック、イテレータを徹底的に学びたい方は画像をクリックしてご覧ください！
KindleUnlimited会員であれば、全ての本をご覧頂けます。 配列、イテレータ、ブロックを理解すれば、Rubyプログラミングの世界が変わる　第1版

基本的な使い方: sort_by

sort_byメソッドは、特定の属性に基づいて配列の要素をソートするのに適しています。

例えば、各要素が属性を持つオブジェクトの場合に便利です。

ソースコード例: 属性に基づくソート

students = [
  { name: "Tom", grade: 90 },
  { name: "Lisa", grade: 85 },
  { name: "John", grade: 95 }
]

sorted_students = students.sort_by { |student| student[:grade] }
sorted_students.each { |student| puts "#{student[:name]}: #{student[:grade]}" }

students = [

{ name: "Tom", grade: 90 },

{ name: "Lisa", grade: 85 },

{ name: "John", grade: 95 }

]

sorted_students = students.sort_by { |student| student[:grade] }

sorted_students.each { |student| puts "#{student[:name]}: #{student[:grade]}" }

出力結果は以下の通りです。

sort_byのブロック内の引数にソートしたい項目を指定します。

 出力結果
Lisa: 85
Tom: 90
John: 95

サルモリ

「sort_byメソッドを使うと、オブジェクトの特定の属性で簡単にソートできるんだね！」

クラスを含む配列のソート

次に、配列内にクラスのインスタンスが含まれている場合のソート方法を見てみましょう。

クラスの定義

まず、ソート対象となる簡単なクラスを定義します。

ソースコード例: クラスの定義

class Item
  attr_reader :name, :price
  def initialize(name, price)
    @name = name
    @price = price
  end
end

class Item

attr_reader :name, :price

def initialize(name, price)

@name = name

@price = price

end

クラスを含む配列のソート

このクラスを使用して、配列をソートしてみましょう。

ソースコード例: クラスを含む配列のソート

items = [
  Item.new("Apple", 100),
  Item.new("Banana", 50),
  Item.new("Cherry", 200)
]

sorted_items = items.sort_by(&:price)

puts "Sorted items by price:"
sorted_items.each { |item| puts "#{item.name}: #{item.price}" }

items = [

Item.new("Apple", 100),

Item.new("Banana", 50),

Item.new("Cherry", 200)

]

sorted_items = items.sort_by(&:price)

puts "Sorted items by price:"

sorted_items.each { |item| puts "#{item.name}: #{item.price}" }

この例では、sort_byメソッドを使用して、各アイテムの価格に基づいて配列をソートしています。出力結果は以下の通りです

 出力結果
Sorted items by price:
Banana: 50
Apple: 100
Cherry: 200

サルモリ

「sort_byメソッドは特定の属性に基づいて簡単にソートできるんだ！」

まとめ

Rubyのsort, sort!およびsort_byメソッドは、配列の要素を効率的に整理するのに役立ちます。特に、配列内にクラスのインスタンスが含まれる場合、sort_byメソッドを使用することで、特定の属性に基づいて簡単にソートすることが可能です。これらのメソッドを適切に使用することで、Rubyプログラミングの幅が広がります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです！

サルモリ

最後まで読んでくれてありがとう！！

こちらもCHECK

: 【Ruby rails】配列の要素をランダムにシャッフルする方法を徹底解説！

Rubyのshuffleとshuffle!メソッド：配列の要素をランダムに並べ替える Rubyにおいて、配列の要素をランダムに並べ替える機能は多くの場面で役立ちます。 shuffleとshuffle! ...

続きを見る

-Rubyよく使用するメソッド一覧

Rubyの公式ページはコチラ

Ruby言語の本を書いています！画像をクリックしてご覧ください！
KindleUnlimited会員であれば、全ての本をご覧頂けます。

Ruby

配列、イテレータ、ブロックを理解すれば、Rubyプログラミングの世界が変わる　第1版

配列、イテレータ、ブロックを理解すれば、Rubyプログラミングの世界が変わる　第2版

Ruby版 ChatGPT APIを使用して、無限のブログ記事を自動的に作り続ける方法　WordPress版

: 【Ruby rails】テキストのパターン検索ができるScanメソッドについて解説！

Rubyのscanメソッド：テキストのパターン検索をマスターしようテキスト処理はプログラミングにおいて一般的なタスクですが、複雑なパターンや繰り返し出現する文字列を効率的に検索するには適切なツールが ...

: 【Ruby rails】文字列の重複文字を圧縮するsqueezeメソッドを徹底解説！

Rubyのsqueezeとsqueeze!メソッド - 文字列の効率的な圧縮今回はRubyのsqueezeとsqueeze!メソッドについて解説します。これらのメソッドは、文字列内の連続する重複文 ...

: 【Ruby rails】substrメソッドの使い方を徹底解説！！部分文字列を抽出します。

Rubyのsubstrメソッド：文字列処理の基本をマスターしよう Rubyにおける文字列処理は、プログラミングの基本的な部分であり、substrメソッドはその中心的な役割を果たします。このメソッドは ...

: 【Ruby rails】splitメソッドの色々な使い方を徹底解説！　基本や正規表現での分割など

Rubyのsplitメソッド：指定した文字で文字列を分割する Rubyのsplitメソッドは、特定の文字やパターンを区切りとして文字列を分割し、その結果を配列として返します。データ処理やテキスト解析 ...

: 【Ruby rails】replaceメソッドを徹底解説　複数の置換、正規表現、ファイル置換の例をみてみよう！

Rubyのreplaceメソッド徹底解説 - 文字列操作の基本をマスターしよう！ Rubyにおける文字列操作は多岐にわたりますが、その中でもreplaceメソッドは特に強力で便利なメソッドです。この ...

: 【Ruby rails】配列の順序を逆にするreverseメソッドを徹底解説

Rubyのreverseとreverse!メソッド：配列の要素の順序を逆にする Rubyで配列を操作する際、特定のシナリオで配列の要素の順序を逆にしたい場合があります。 reverseとreverse ...

: 【Ruby rails】partitionとrpartitionメソッドの使い方文字列の分割方法

Rubyのpartitionとrpartitionメソッド：文字列を効率的に分割する Rubyプログラミングにおいて、文字列を特定のパターンで分割することは多いと思います。この記事では、partit ...

: 【Ruby rails】文字列のバイト値の総和を求めるsumメソッドを徹底解説！

String型のsumメソッドプログラミングにおいて、時には文字列の各文字のバイト値を合計する必要があります。 Rubyのsumメソッドは、このような場合に非常に役立ちます。この記事では、sumメソ ...

: 【Ruby rails】配列で使用するfilter,selectメソッドの使い方を徹底解説！

Rubyのfilterとselectメソッド：配列操作の基本 Rubyにおける配列操作には、特定の条件に基づいて要素を抽出するための便利なメソッドが用意されています。この記事では、filterとse ...

: 【Ruby rails】数値の四捨五入、切り上げ、切り捨て方法、整数に切り捨てる方法を徹底解説

Rubyの数値丸め処理- round, ceil, floor, truncateメソッドの使い分けはじめに Rubyでは、数値を扱う際に便利な丸め処理のメソッドがいくつか用意されています。これら ...

【Ruby rails】配列の要素をランダムにシャッフルする方法を徹底解説！

【Ruby rails】配列の要素を連結するjoinメソッドを徹底解説！数値やシンボルも文字列として結合

【Ruby rails】配列やクラスをソートするsort、sort_byメソッドを徹底解説

配列をソートする: Rubyのsort, sort!およびsort_byメソッド

基本的な使い方: sortとsort!

基本的な使い方: sort_by

クラスを含む配列のソート

クラスの定義

クラスを含む配列のソート

まとめ

【Ruby rails】配列の要素をランダムにシャッフルする方法を徹底解説！

Ads Blocker Detected!!!