1. reversed関数とは
Pythonにはリストや文字列などのシーケンス型を逆順にする関数があります。それがこのreversed関数です。
この関数は引数としてシーケンス型を取り、逆順にしたシーケンス型を返します。
2. シーケンス型とは
Pythonのシーケンス型とは、複数の要素を順序づけて格納できるデータ型のことです。
具体的には、リスト、タプル、文字列が該当します。
3. reversed関数の使い方
それでは具体的な使い方を見ていきましょう。
まずはリストを逆順にする例から始めます。
step
1
ソースコード例
1 2 3 |
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] reversed_list = list(reversed(my_list)) print(reversed_list) |
出力結果
[5, 4, 3, 2, 1]
この例では、リスト[1, 2, 3, 4, 5]を逆順にした結果が得られています。
次に、文字列を逆順にする例を見ていきましょう。
step
2
ソースコード例
1 2 3 |
my_str = 'Python' reversed_str = ''.join(reversed(my_str)) print(reversed_str) |
出力結果
nohtyP
この例では、文字列'Python'を逆順にした結果が得られています。
4. reversed関数の活用例
reversed関数は逆順にする以外にも、さまざまな活用が可能です。
ここでは、reversed関数を使った幾つかのコードを紹介します。
活用例1:リストの逆順ソート
reversed関数は、リストの要素を逆順に並べ替えるのにも使えます。
step
3
ソースコード例
1 2 3 |
my_list = [5, 3, 4, 1, 2] sorted_list = list(sorted(my_list, reverse=True)) print(sorted_list) |
出力結果
[5, 4, 3, 2, 1]
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活用例2:文字列のパリンドロームチェック
reversed関数は、文字列がパリンドローム(前から読んでも後ろから読んでも同じ文字列)であるかをチェックするのにも使えます。
step
4
ソースコード例
1 2 3 4 5 |
def is_palindrome(s): return s == ''.join(reversed(s)) print(is_palindrome('madam')) # True print(is_palindrome('python')) # False |
出力結果
True
False
5. まとめ
Pythonのreversed関数は、シーケンス型(リスト、タプル、文字列など)を逆順にする関数です。
この記事では、reversed関数の基本的な使い方と活用例を紹介しました。
reversed関数は非常にシンプルな関数ですが、プログラミングの中で多くのシーンで役立つツールです。コードを逆順に並べ替える、パリンドロームをチェックするなど、用途はさまざまです。
Pythonを学ぶ際には、reversed関数をしっかりと理解し、自分のコードに取り入れてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!