Pythonでプログラムの終了を制御する!quit関数の完全解説
quit関数とは何か
Pythonにはプログラムの実行を途中で停止するための組み込み関数があります。
その一つがquit関数です。
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quit関数の基本的な使い方
quit関数の基本的な使い方を見てみましょう。
下記の例では、quit関数を呼び出すとプログラムが停止します。
ソースコード例
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print('This will print.') quit() print('This will not.') |
出力結果
This will print.
quit関数とエラーハンドリング
quit関数はエラーハンドリングの中でもよく使われます。
例えば、ユーザーからの入力に基づいてプログラムを終了する必要がある場合などに使えます。
ソースコード例
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user_input = input('Enter "q" to quit: ') if user_input == 'q': quit() print('You did not quit.') |
quit関数の引数
quit関数には引数を指定することもできます。
この引数は、プログラムを終了する際に表示されるメッセージとなります。
ソースコード例
1 |
quit('This is the quitmessage.') |
出力結果
This is the quit message.
quit関数の注意点
quit関数は、対話型のPythonシェルやJupyter Notebookのような環境で使用するためのものであり、Pythonスクリプトでは使わないほうが良いとされています。
これは、quit関数が基本的には組み込みのsiteモジュールに依存しており、そのモジュールが必ずしもインポートされるとは限らないためです。
スクリプトの中でプログラムを終了したい場合は、sysモジュールのexit関数を使うのが一般的です。
まとめ
今回は、Pythonのquit関数について見てきました。
quit関数はプログラムの途中で終了させるためのもので、エラーハンドリングなど様々なシーンで使われます。
しかし、スクリプトでの利用は推奨されておらず、その場合はsysモジュールのexit関数を使うことが一般的です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!