Pythonのint関数とは?
Pythonのint関数は、他のデータ型(浮動小数点数や文字列など)を整数型(int)に変換するための組み込み関数です。
その基本的な形はint(x)で、ここでxは変換する値です。
int関数の基本的な使い方
まずは、int関数の基本的な使い方から見ていきましょう。
浮動小数点数や文字列を整数に変換することができます。
ソースコード例
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print(int(3.14)) # 3が出力される print(int("10")) # 10が出力される |
出力結果
3
10
int関数で基数を指定する方法
次に、int関数で基数を指定する方法を見ていきます。
int(x, base)という形で使用することで、特定の基数の数値を10進数の整数に変換することができます。
ソースコード例
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print(int("1010", 2)) # 2進数の1010を10進数に変換し、10が出力される print(int("A", 16)) # 16進数のAを10進数に変換し、10が出力される |
出力結果
10
10
int関数のエラーハンドリング
それでは、int関数でエラーが発生したときのハンドリング方法について説明します。
変換できない文字列を整数に変換しようとすると、エラーが発生します。そのような状況を避けるため、try-except文を使用してエラーハンドリングを行うことができます。
ソースコード例
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try: print(int("not a number")) # 数値に変換できない文字列を変換しようとする except ValueError: print("エラー:数値に変換できません!") |
出力結果
エラー:数値に変換できません!
int関数の使い道と活用例
最後に、int関数の一般的な使い道と活用例について見ていきましょう。
例えば、ユーザーからの入力を受け取り、それを数値に変換して計算する場合などに使います。
ソースコード例
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# ユーザーからの入力を受け取る user_input = input("整数を入力してください:") # 入力を整数に変換する number = int(user_input) # 入力した数値に10を加えて出力する print(number + 10) |
まとめ
Pythonのint関数は、他のデータ型を整数型に変換する強力なツールです。
浮動小数点数や文字列を整数に変換したり、基数を指定して数値を10進数に変換したり、エラーハンドリングを行ったりと、様々な方法で使うことができます。そしてユーザーからの入力を整数として扱うためにも重要な関数となります。
この記事がPythonのint関数の使い方を理解する助けになれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!