JavaScriptのMath.max()とMath.min()を使って最大値と最小値を簡単に見つける方法
JavaScriptでプログラミングをする際、配列や数値のリストから最大値や最小値を見つけることは多いでしょう。
この記事では、Math.max(...values)
とMath.min(...values)
メソッドを使ってこれらの値を簡単に取得する方法について詳しく解説します。
Math.max(...values): 複数の数値から最大値を見つける
Math.max()
メソッドは複数の数値から最大値を返します。
特に、データ分析や数値比較の際に有用です。以下の例では、Math.max()
の使用方法を示しています。
ソースコード例
1 2 3 |
console.log(Math.max(1, 3, 2)); // 3 console.log(Math.max(-1, -3, -2)); // -1 console.log(Math.max(0, 150, 30, 20)); // 150 |
このコードを実行すると、各グループの数値の中から最大値が選ばれ、出力されます。
出力結果
3
-1
150
Math.min(...values): 複数の数値から最小値を見つける
Math.min()
メソッドは複数の数値から最小値を返します。
これは、コスト計算や最小限のリソース要求などの計算に役立ちます。
以下の例では、Math.min()
の使用方法を示しています。
ソースコード例
1 2 3 |
console.log(Math.min(1, 3, 2)); // 1 console.log(Math.min(-1, -3, -2)); // -3 console.log(Math.min(100, 50, 75)); // 50 |
このコードを実行すると、各グループの数値の中から最小値が選ばれ、出力されます。
出力結果
1
-3
50
Math.max()とMath.min()の応用: 配列からの最大値・最小値の取得
配列の要素から最大値や最小値を取得する場合、スプレッド構文を使ってMath.max()
やMath.min()
に配列を渡すことができます。
この方法は、配列内のデータに対して最大値や最小値を求めたい場合に特に便利です。
以下の例では、配列から最大値と最小値を取得する方法を示しています。
ソースコード例
1 2 3 |
const numbers = [5, 12, 8, 130, 44]; console.log(Math.max(...numbers)); // 130 console.log(Math.min(...numbers)); // 5 |
このコードを実行すると、配列numbers
内の最大値と最小値が選ばれ、出力されます。
出力結果
130
5
複雑な数値データの処理
実際のアプリケーションでは、オブジェクトの配列など、もっと複雑な数値データを処理する必要がある場合があります。
このような場合、map()
関数と組み合わせてMath.max()
やMath.min()
を使用することで、特定のプロパティに対する最大値や最小値を求めることができます。
ソースコード例
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const items = [ { name: 'リンゴ', price: 50 }, { name: 'バナナ', price: 20 }, { name: 'オレンジ', price: 30 } ]; const prices = items.map(item => item.price); console.log(Math.max(...prices)); // 50 console.log(Math.min(...prices)); // 20 |
このコードを実行すると、items
配列内のオブジェクトのprice
プロパティから最大値と最小値が選ばれ、出力されます。
出力結果
50
20
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まとめ
この記事では、JavaScriptのMath.max()
とMath.min()
を使用して数値データの最大値と最小値を簡単に取得する方法を詳しく解説しました。
これらのメソッドはデータ処理の基本であり、様々な場面で非常に役立ちます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!