JavaScriptでforループを抜ける方法 - 初心者でも理解できる10ステップガイド
はじめに
JavaScriptを使ってプログラミングをする際に、ループ処理は非常に重要な役割を果たします。特にforループは、同じ処理を繰り返すための基本的なツールです。
しかし、ループ処理を制御するためには、ループを途中で抜ける方法を理解することも重要です。
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forループとは
forループは、指定した回数だけ同じ処理を繰り返すための制御文です。以下に基本的な形式を示します。
ソースコード例
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for (let i = 0; i < 10; i++) { console.log(i); } |
出力結果
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forループを抜ける
JavaScriptでは、ループを抜けるための特殊なキーワード「break」が用意されています。以下にその使用例を示します。
この例では、変数iが5になった時点でforループを抜けています。
ソースコード例
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for (let i = 0; i < 10; i++) { if (i == 5) { break; } console.log(i); } |
出力結果
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わかった!breakを使うと、その時点でループを抜けることができるんだね。
breakの適用範囲
breakは現在のループだけを抜けるという特性があります。ネストされたループがある場合、breakは一番内側のループだけを抜けます。
以下のソースコードを見てみましょう。
ソースコード例
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for (let i = 0; i < 3; i++) { for (let j = 0; j < 3; j++) { if (j == 1) { break; } console.log(`i: ${i}, j: ${j}`); } } |
出力結果
i: 0, j: 0
i: 1, j: 0
i: 2, j: 0
ループをスキップする - continue
ループを抜けるだけではなく、特定の繰り返しをスキップしたい場合もあります。そのためにJavaScriptでは「continue」キーワードが提供されています。
以下にその使用例を示します。
ソースコード例
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for (let i = 0; i < 10; i++) { if (i % 2 == 0) { continue; } console.log(i); } |
出力結果
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breakとcontinueの違い
それでは、breakとcontinueの違いを簡潔にまとめてみましょう。
breakとcontinueの違い
- break: ループを完全に抜け出す
- continue: 現在のループをスキップし、次のループに進む
JavaScriptのループ制御についてのまとめ
この記事では、「JavaScriptでループから抜ける」というテーマに沿って、ループの制御について説明しました。ループ制御の基本的な概念として、breakとcontinueの2つのキーワードを中心に説明しました。
これらのキーワードは、特定の条件に達したときにループを終了したり、ループをスキップしたりするために使用されます。
JavaScriptのループ制御を理解することで、より複雑なプログラムを制御しやすくなります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!