JavaScriptで2進数、8進数、16進数の文字列変換をマスターしよう!
はじめに
JavaScriptでの数字の取り扱いは、基本的に10進数が一般的です。
しかし、場合によっては2進数、8進数、16進数を扱う必要があります。この記事では、それらの変換方法について詳しく説明します。
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JavaScriptの数値システムとは
JavaScriptで扱う数値は基本的に10進数ですが、2進数、8進数、16進数も扱うことが可能です。
早速、10進数から2進数、8進数、16進数へ変換するソースコードをみてみましょう!
ソースコード例
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let decimal = 10; console.log(decimal.toString(2)); // 2進数に変換 console.log(decimal.toString(8)); // 8進数に変換 console.log(decimal.toString(16)); // 16進数に変換 |
出力結果
1010
12
a
2進数、8進数、16進数への変換
JavaScriptでは、数値を2進数、8進数、16進数の文字列に変換するために、NumberオブジェクトのtoString()メソッドを使用します。
このメソッドは引数に基数を取ることができ、その基数を指定した数値システムに変換します。
2進数、8進数、16進数から10進数への変換
逆に、2進数、8進数、16進数の文字列を10進数の数値に変換するには、parseInt()関数を使用します。
parseInt()関数は2つの引数を取ります。1つ目は変換する文字列、2つ目は基数です。
ソースコード例
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let binary = "1010"; let octal = "12"; let hex = "a"; console.log(parseInt(binary, 2)); // 2進数から10進数への変換 console.log(parseInt(octal, 8)); // 8進数から10進数への変換 console.log(parseInt(hex, 16)); // 16進数から10進数への変換 |
出力結果
10
10
10
数値システムの利用場面
ここまでで、JavaScriptでの数値の変換方法を学びました。
実際に、どのような場面でこれらの数値システムが利用されるかについて説明します。
2進数
2進数は、コンピューターの基本的な言語であり、ビット演算やエンコーディング、暗号化などの低レベルの処理で使われます。
また、ハードウェアの制御やネットワーク通信などでも用いられます。
8進数と16進数
8進数や16進数は、2進数のビットパターンを人間が理解しやすい形で表現するために使われます。
特に16進数は、コンピューターサイエンスの多くの分野で用いられており、カラーコードやメモリアドレスの表現などに使われます。
まとめ
今回の記事では、JavaScriptで2進数、8進数、16進数の文字列に変換する方法を学びました。
また、逆の変換やそれぞれの数値システムが実際にどのような場面で使われるのかについても解説しました。
これらの数値システムは、プログラミングだけでなく、コンピューターサイエンス全般の理解にも役立つ知識です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役に立てたなら幸いです!