JavaScriptの制御構文について理解しよう!
JavaScriptには、プログラムの流れを制御するための構文がいくつかあります。これらは非常に重要な概念で、コードを書く上で欠かすことはできません。
今回は、それらの制御構文について詳しく見ていきましょう。
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制御構文とは?
制御構文とは、プログラムの流れを制御するための命令です。これには、条件分岐やループなどがあります。
これらの構文を理解し、適切に使いこなすことで、より複雑で効率的なプログラムを作ることができます。
1. 条件分岐: if文
まず最初に、JavaScriptで最も基本的な制御構文であるif文について見ていきましょう。
if文は、指定した条件が真(true)であるかどうかをチェックし、真であればその後のブロック内のコードを実行します。
ソースコード例1
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let num = 10; if (num > 5) { console.log('num is greater than 5'); } |
出力結果
num is greater than 5
if文は、さらにelse文やelse if文と組み合わせることができます。これにより、より複雑な条件分岐を行うことが可能になります。
ソースコード例2
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let num = 10; if (num > 10) { console.log('num is greater than 10'); } else if (num == 10) { console.log('num is exactly 10'); } else { console.log('num is less than 10'); } |
出力結果
num is exactly 10
2. ループ: for文
次に、JavaScriptのループ構文であるfor文を見てみましょう。
for文は、指定した条件が真(true)である限り、ブロック内のコードを繰り返し実行します。
ソースコード例3
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for (let i = 0; i < 5; i++) { console.log('This is loop number ' + i); } |
出力結果
This is loop number 0
This is loop number 1
This is loop number 2
This is loop number 3
This is loop number 4
3. ループ: while文
最後に、while文を見てみましょう。
while文もfor文と同様にループ構文で、指定した条件が真(true)である限り、ブロック内のコードを繰り返し実行します。
ソースコード例4
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let i = 0; while (i < 5) { console.log('This is loop number ' + i); i++; } |
出力結果
This is loop number 0
This is loop number 1
This is loop number 2
This is loop number 3
This is loop number 4
4. switch文
次に、switch文を見てみましょう。
switch文は、特定の式の値に基づいて、多方向の実行パスを選択します。
ソースコード例5
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let fruit = 'apple'; switch (fruit) { case 'banana': console.log('I am a banana'); break; case 'apple': console.log('I am an apple'); break; default: console.log('I am not a fruit'); } |
出力結果
I am an apple
5. ループ制御: break文
ループの中でbreak文を使うと、そのループをすぐに終了することができます。
ソースコード例6
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for (let i = 0; i < 5; i++) { if (i === 3) { break; } console.log('This is loop number ' + i); } |
出力結果
This is loop number 0
This is loop number 1
This is loop number 2
6. ループ制御: continue文
ループの中でcontinue文を使うと、その回のループをスキップし、次のループに進むことができます。
ソースコード例7
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for (let i = 0; i < 5; i++) { if (i === 3) { continue; } console.log('This is loop number ' + i); } |
出力結果
This is loop number 0
This is loop number 1
This is loop number 2
This is loop number 4
7. 配列の処理: forEach文
JavaScriptの配列では、forEach文を使って配列の各要素に対して処理を行うことができます。
ソースコード例8
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let fruits = ['apple', 'banana', 'cherry']; fruits.forEach(function(fruit) { console.log('I am a ' + fruit); }); |
出力結果
I am a apple
I am a banana
I am a cherry
まとめ
この記事では、JavaScriptの制御構文について学びました。
制御構文はプログラムの流れを制御するために非常に重要な概念で、if文、for文、while文を始めとする基本的な制御構文を触れてきました。
JavaScriptの基礎をしっかりと理解することは、より複雑なプログラムを書くための第一歩となります。
これらの基本的な制御構文をマスターすることで、JavaScriptを用いたさまざまなプログラムを作成することが可能になります。
しかし、これらはあくまで基礎であり、JavaScriptにはこれら以外にも多くの便利なメソッドやライブラリが存在します。
是非とも、今回学んだ内容を活かして、さらに深い知識を身につけていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!