JavaScriptのincludes(searchString[, position]):文字列内の特定の部分を効率的に検出する
JavaScriptにおける文字列処理において、includes(searchString[, position])
メソッドは特に重要です。このメソッドを使うことで、文字列が指定された文字列を含むかどうかを簡単に判断できます。
この記事では、includes()
メソッドの使い方、引数の詳細、さまざまな使用例を紹介します。読者がこのメソッドを理解し、実践で活用できるようになることを目指します。
includes(searchString[, position])メソッドの基本
includes()
メソッドは、文字列が指定した文字列を含んでいるかどうかをチェックします。
引数searchString
は検索する文字列を指定し、オプションの引数position
は検索開始位置を指定します(デフォルトは0)。
このメソッドは、文字列が指定した文字列を含む場合にtrue
を、そうでない場合にfalse
を返します。
基本的なincludes()の使用例
以下は、includes()
メソッドを使って文字列内に特定の文字列が含まれているかを判断する基本的な例です。
ソースコード例
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const str = "Hello, world!"; const includesWorld = str.includes("world"); console.log(includesWorld); |
出力結果
true
「"Hello, world!"には"world"が含まれているから、結果はtrueだね!」
position引数を用いたincludes()の応用例
includes()
メソッドでは、position
引数を指定することで検索開始位置を制御できます。これは、特定の範囲内の文字列のみを検索する場合に有用です。
特定の位置からの検索
以下は、position
引数を用いて文字列の特定の位置から検索を開始する例です。
ソースコード例
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const str = "Hello, world! Welcome to JavaScript!"; const includesJavaScript = str.includes("JavaScript", 10); console.log(includesJavaScript); |
出力結果
true
「10番目の位置から"JavaScript"を検索すると、文字列に含まれているからtrueになるよ!」
includes()メソッドの実践的な使用例
includes()
メソッドは、条件分岐やデータ検証など、多くのシナリオで活用できます。
例えば、特定のキーワードが含まれる文章を識別したり、ユーザー入力のバリデーションに使われます。
キーワードによる文章の識別
以下の例では、文章内に特定のキーワードが含まれているかを判断しています。
ソースコード例
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const text = "This is a tutorial about JavaScript."; const containsTutorial = text.includes("tutorial"); console.log(`Does the text contain 'tutorial'? ${containsTutorial}`); |
出力結果
Does the text contain 'tutorial'? true
「文章に"tutorial"が含まれているから、結果はtrueだね!」
ユーザー入力のバリデーション
以下の例では、ユーザーが入力したメールアドレスに特定のドメインが含まれているかを確認しています。
ソースコード例
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const email = "user@example.com"; const isValidDomain = email.includes("@example.com"); console.log(`Is the email from a valid domain? ${isValidDomain}`); |
出力結果
Is the email from a valid domain? true
「メールアドレスが"@example.com"を含んでいるから、有効なドメインだね!」
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まとめ
JavaScriptのincludes()
メソッドは、文字列が特定の文字列を含んでいるかどうかを簡単に判断できる便利なツールです。
このメソッドを理解し、適切に使用することで、文字列データの分析や条件分岐、バリデーションが容易になります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!