Javaのlong型についての完全ガイド:初期値、範囲、および桁数を理解する
Javaのデータ型の中で、long型は64ビット整数型として知られ、巨大な整数値を扱う場面でよく使われます。
この記事では、初期値、範囲、最大値、最小値、桁数に関する疑問を解消し、実際のコード例を交えて詳しく解説していきます。
1. long型の初期値
Javaでは、プリミティブデータ型の変数は明示的に初期化しなくても、それぞれの型に対するデフォルトの初期値が設定されます。
long型の場合、この初期値は0Lとなります。
ソースコード例
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import java.util.*; public class Program { public static void main(String[] args) { long defaultValue; defaultValue = 0L; System.out.println(defaultValue); // 0 } } |
出力結果
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2. long型の範囲
long型は64ビットの整数型で、-9,223,372,036,854,775,808から9,223,372,036,854,775,807までの範囲の整数を表現することができます。
long型の最大値も最小値が桁数がとても大きくて、覚えられませんね!!
この範囲を覚えるのは難しいので、JavaのLongクラスのMIN_VALUEとMAX_VALUEを使用して参照すると便利です。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println("long型の最小値: " + Long.MIN_VALUE); System.out.println("long型の最大値: " + Long.MAX_VALUE); } } |
出力結果
long型の最小値: -9223372036854775808 long型の最大値: 9223372036854775807
3. long型の桁数
long型の桁数は、最大で19桁となります。
しかし、実際にどれだけの桁数を使用しているかは、その数値によって異なります。以下は、long型の変数の桁数を計算する方法です。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { long value = 1234567890123456789L; int digits = String.valueOf(value).length(); System.out.println("long型の変数valueの桁数: " + digits); } } |
出力結果
long型の変数valueの桁数: 19
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まとめ
この記事では、Javaのlong型に関する基本的な知識を解説しました。初期値、範囲、桁数という3つのキーワードを中心に、具体的なコード例とその出力結果を交えて説明しました。
これらの情報を手に、Javaプログラミングの際の数値操作がよりスムーズに行えることを願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてれば幸いです。