JavaのIntegerクラス：役立つメソッドを完全網羅！
1.JavaのIntegerクラスとは？
Javaのクラスは、intプリミティブ型のオブジェクト表現として使用される不変クラスです。
このクラスは、数値と文字列の変換や他のプリミティブ型への変換など、多くの有用なメソッドを提供しています。今回は、その中でも特によく使われるメソッドをピックアップし、具体的な使い方とともに解説していきます。
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2.基本的なメソッドの紹介
まず初めに、Integerクラスで頻繁に使用される基本的なメソッドについて見ていきましょう。
step
1数値の比較：compareTo()
compareToメソッドは、このIntegerと指定されたIntegerの数値を比較します。このメソッドが返す値によって、2つの数値の大小を知ることができます。
例えば、a.compareTo(b)とした場合、a < b であれば-1、a = b であれば0、a > b であれば1が返されます。
ソースコード例
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import java.lang.Integer; public class Program { public static void main(String[] args) { Integer a = 5; Integer b = 7; System.out.println(a.compareTo(b)); } } |
出力結果
-1 step
2オブジェクトの等価性の確認：equals()
equalsメソッドは、2つのオブジェクトが等しいかどうかを比較するためのものです。
具体的には、Integerオブジェクトが持つintの値が同じである場合にtrueを、異なる場合にfalseを返します。
ソースコード例
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import java.lang.Integer; public class Program { public static void main(String[] args) { Integer a = 5; Integer b = 5; System.out.println(a.equals(b)); } } |
出力結果
true
3.数値の変換と取得
Integerクラスには、数値を異なる形式や型に変換するためのメソッドが豊富に用意されています。その中でも代表的なものを紹介します。
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3文字列表現の取得：toString()
toStringメソッドを使用すると、Integerの値を文字列として取得することができます。
このメソッドは、int型の値を直接文字列に変換するオーバーロードも存在します。
ソースコード例
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import java.lang.Integer; public class Program { public static void main(String[] args) { Integer val = 12345; System.out.println(val.toString()); System.out.println(Integer.toString(54321)); } } |
出力結果
12345 54321 step
4プリミティブ型への変換：intValue()など
Integerオブジェクトを、int以外のプリミティブ型に変換するためのメソッドも提供されています。
intValue(), doubleValue(), floatValue()などのメソッドを使用することで、対応するプリミティブ型の値を取得できます。
ソースコード例
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import java.lang.Integer; public class Program { public static void main(String[] args) { Integer val = 42; int intVal = val.intValue(); double doubleVal = val.doubleValue(); System.out.println(intVal); System.out.println(doubleVal); } } |
出力結果
42 42.0
4.他の主要なIntegerメソッドの紹介
Integerクラスには、上で紹介したメソッド以外にも多くの有用なメソッドがあります。以下は、その中から主要なものをピックアップして紹介します。
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5文字列からの数値変換: parseInt(String s)
parseIntメソッドを使用すると、文字列をint型のプリミティブに変換できます。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { String numberStr = "123"; int number = Integer.parseInt(numberStr); System.out.println(number); } } |
出力結果
123 step
6ビット操作: bitCount(int i), rotateLeft(int i, int distance) など
Integerクラスにはビット操作をサポートするメソッドが多数あります。これには、ビットカウント、左/右ローテーション、ビットの反転などが含まれます。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { int val = 29; // 2進数で 11101 System.out.println(Integer.bitCount(val)); // 1のビットの数をカウント System.out.println(Integer.rotateLeft(val, 2)); // 2ビット左にローテート System.out.println(Integer.rotateRight(val, 2)); // 2ビット右にローテート } } |
出力結果
4 116 7 step
7数値表現の変換: toBinaryString(int i), toHexString(int i) など
これらのメソッドを使用すると、数値を二進数、16進数、8進数の文字列表現に変換できます。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { int val = 255; System.out.println(Integer.toBinaryString(val)); // 二進数表現 System.out.println(Integer.toHexString(val)); // 16進数表現 System.out.println(Integer.toOctalString(val)); // 8進数表現 } } |
出力結果
11111111 ff 377
数値計算のメソッド
1. 合計の取得
Javaで数値計算を行うための主要メソッドを以下に紹介します。
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8sumメソッドを使ってみましょう。
ソースコード例
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import java.lang.Integer; public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println(Integer.sum(5, 3)); } } |
出力結果
8 2. 最小値の取得
JavaのIntegerクラスを使用すると、2つの数値の最小値を簡単に取得できます。
以下のコード例を見てみましょう。
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9minメソッドを使用して最小値を取得します。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println(Integer.min(5, 3)); } } |
出力結果
3 3. 最大値の取得
同様に、Integerクラスを使って2つの数値の最大値も手軽に取得することができます。
以下のコード例をチェックしてみましょう。
step
10maxメソッドを使用して最大値を取得します。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println(Integer.max(5, 3)); } } |
出力結果
5
4. 符号取得とビット操作
数値の符号を取得したり、ビット操作を行う方法も提供されています。
この部分で詳しく見ていきましょう。
step
11符号取得メソッドを使用してみます。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println(Integer.signum(-123)); } } |
出力結果
-1 5. unsignedの変換
Integerクラスでは、unsignedの変換も可能です。
これにより、負の整数も正の値として取り扱うことができます。
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12unsignedへの変換メソッドを使用してみます。
ソースコード例
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public class Program { public static void main(String[] args) { System.out.println(Integer.toUnsignedString(-1)); } } |
出力結果
4294967295 
まとめ
この記事では、JavaのIntegerクラスの主要メソッドを取り上げ、具体的なコード例と共に解説しました。
これらのメソッドを使えば、プログラミングの幅が一気に広がります。
是非、あなたのコードに活用してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです！
