PadLeftメソッドについての理解とその使用法
String型のPadLeftメソッドは、C#で非常に便利な機能を提供します。
PadLeftメソッドは、指定した文字数になるまで文字列の左側に特定の文字を追加します。
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基本的な使用法
以下に、PadLeftメソッドの最も基本的な使用方法を示します。
ここでは、元の文字列が指定した長さになるまで、空白文字を左側に追加します。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; string paddedString = myString.PadLeft(15); Console.WriteLine(paddedString); } } |
出力結果
Hello World!
ポイント
この例では、PadLeftメソッドが "Hello World!" を指定した15文字の長さにするために、空白を追加しています。
特定の文字でパディングする
PadLeftメソッドには、文字列をパディングするための特定の文字を指定するオーバーロードが存在します。
以下の例では、星(*)を使用して文字列をパディングします。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; string paddedString = myString.PadLeft(15, '*'); Console.WriteLine(paddedString); } } |
command
***Hello World!
ポイント
この例では、星(*)をパディング文字として使用しています。したがって、指定した長さに達するまで、元の文字列の左側に星が追加されます。
元の文字列が既に指定した長さ以上の場合
元の文字列が指定した長さ以上の場合、PadLeftメソッドは何も行いません。
すなわち、元の文字列がそのまま保持されます。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string myString = "Hello World!"; string paddedString = myString.PadLeft(5); Console.WriteLine(paddedString); } } |
出力結果
Hello World!
ポイント
この例では、元の文字列 "Hello World!" はすでに5文字以上なので、PadLeftメソッドは何も行いません。
まとめ
今回は、C#のString型のPadLeftメソッドの使用方法を詳しく見てきました。このメソッドを使用すると、文字列を特定の長さにするために左側に特定の文字を追加することができます。
また、元の文字列が既に指定した長さ以上の場合、PadLeftメソッドは何も行いません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!