CompareTo関数の基本
CompareTo
メソッドは、ある文字列が他の文字列と比較して辞書的に前か後か、あるいは同じかを判定します。
すなわち、string1.CompareTo(string2)
とした時、string1
がstring2
より辞書的に前にくるならば負の数、後にくるならば正の数、同じならば0を返します。
CompareTo関数の使い方
では、具体的なソースコード例を見てみましょう。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { string str1 = "apple"; string str2 = "banana"; Console.WriteLine(str1.CompareTo(str2)); } } |
この例では、"apple"と"banana"を比較しています。結果はどうなるでしょうか。
出力結果
-1
ポイント
CompareTo関数は、大文字と小文字も区別します。つまり、"Apple"と"apple"は同じではないと判断されます。
CompareTo関数の応用
さらに、CompareTo
関数は数値でも使用できます。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { int num1 = 5; int num2 = 10; Console.WriteLine(num1.CompareTo(num2)); } } |
ここでは、5と10を比較しています。予想通り、結果は-1になります。なぜなら、5は10より小さいからです。
出力結果
-1
CompareTo関数で同じ値を比較する
同じ値を比較した場合、どうなるでしょうか。以下のソースコード例を見てみましょう。
ソースコード例
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using System; class Program { static void Main() { int num1 = 10; int num2 = 10; Console.WriteLine(num1.CompareTo(num2)); } } |
この例では、同じ数値10を比較しています。結果はどうなるでしょうか。
出力結果
0
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まとめ
以上がC#のCompareTo関数の説明となります。これを使うと、文字列や数値を辞書的に比較でき、結果として-1、0、1のいずれかが返されます。実際のコーディングで活用してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しでもお役にたてたなら幸いです!